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ピュアゼリーのこだわり

この夕張で世界一おいしいメロンをつくるんだ。~情熱が生み出した夕張メロン。誕生物語~

過去から伝わる、夕張産のメロン。

夕張では、実はずっと以前からメロンがつくられていました。
夕張メロンは、もともと炭坑として栄えていた夕張市の「特産品をつくろう」という有志の熱い想いから生まれました。夕張は山間地で耕作面積が非常に狭く、農作物づくりに適した土地とはいえませんでした。しかし、昭和30年頃から、このマイナスの地域特性を生かした特産品づくりが始まりました。
そこで注目されたのがメロン。ずっと以前から夕張では、家庭用にメロンがつくられていました。寒さに強く、赤い果肉で、甘い香りが特徴。しかし食べると甘みがなく、砂糖をかけて食べていたという「スパイシーカンタロープ種」です。
このスパイシーカンタロープ種をベースに、表面がネットで糖度の高い「アールス・フェボリット種」を交配し、改良を重ねる中で誕生したのが「夕張メロン」です。

地理条件と情熱が生んだ「夕張メロン」は、奇跡のおいしさ。

「夕張メロン」の独特の甘さは、まさにこの夕張の地理条件にあります。
標高の高い山間地であり、水はけの良い火山灰地であること。そして何よりも適していたのが気温条件。昼間の日照時間が十分あり、夜になるとぐんと冷え込む。これは昼間の光合成によって作られた甘みが、夜になってぎゅっと閉じ込められるということを意味し、おいしいメロンづくりには欠かせない気温のマジックといえます。
それは奇跡ともいえる最高の味わい。豊かな香りと、舌をすり抜け、のどの奥に囁きかけるかのような優しい食感。誰もがそのおいしさに感動しました。そして誰より感動し涙したのは、その夕張メロンの完成に情熱を傾けた生産者でした。
かつて「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭で栄えた夕張が、今度はみずみずしくオレンジに輝く夕張メロンでマチの夢を甦らせました。夕張メロンは夕張の男達の情熱から生まれた、奇跡のおいしさです。

キングの名をうけて。

夕張メロン。品種名は「夕張キングメロン」。その名に恥じることのない、フルーツの王様としてのおいしさを維持するためには、相応の努力と秘密がかくされています。現在夕張メロン組合に加入している生産農家は約130戸。出荷できる状態になると、すべて「共撰場」と呼ばれる場所にメロンを持って集まり、そこで厳格なチェックを受けます。生産者ら自ら品質確保のため、独自の出荷基準を設けランク付けを行っています。上位より「特秀」「秀」「優」「良」。糖度や重量、ネットの張り具合、色などが審査の対象になります。こうして生産者があらかじめ等級をつけたメロンは、委託を受けた検査委員が1つずつ調べ、審査をクリアしたメロンには、「共撰(きょうせん)」、等級のつかないものは「個撰(こせん)」と呼ばれ本当に認めれたものだけが、夕張メロンとして世に送り出されるのです。

夕張メロンはいつも変わりなく、おいしくなくてはいけません。
毎年、気候条件が変わる中、農家の方はいかにしていつも変わらぬおいしさをつくっていくのでしょう。それには並大抵ではない努力がなされています。たとえば、あの美しいネットはどのように出来るのか。それは光にポイントがあります。
直射日光を当てすぎると皮が固くなりネットが出ない。逆に日陰では途中でネットの成長が止まってしまう。では、どうするのか。光を調整するために、農家の方は、なんと日に10回以上もシートを上げ下げするのです。また、甘みを決める温度に対して、日中28度、夜間15度の温度を維持するためには、3時間ごとにビニールの開け閉めをし、温度調節がされるといいます。メロンたちが気持ちよく熟睡し、できるのも、農家の方の、こんな眠らない努力が隠されているのです。
また、夕張農協では早くから夕張メロンを登録商標し、"本物"を守り続けていく努力がなされています。これは生産者のステイタスでもあり、地元の人たちの大きな誇りでもあります。店先に並ぶ夕張メロン。そこに燦然と貼られている夕張市農協が発行するシール、その小さなシールにはこうした歴史や、生産者の夢と努力が隠されているのです。

おいしさの秘訣は、生産者の弛まぬ努力。